いちごキッチン・YUMIZOです。
自称・調理道具オタクのYUMIZO愛用しているツールの紹介です。
川越の木工やさん「そうび木のアトリエ」が作っている木製のゴマすり器。
実はこの記事は、6年ほど前、YUMIZOが別に運営してるブログに書いた記事の転載になります。長いこと細々続けているノンジャンルの日記的ブログがありまして、その中から料理&食べ物の話だけ、去年からこちらのいちごキッチンに移転して現在に至るのですが、ごますり器の記事は、書き込みから何年もたっているのにいまだに沢山の方に読んでいただいているみたいなので、せっかくだからこっちにも載せておこう、と思い、以下、当時の記事をそのままコピーして載せます。
ゴマすり器は今もとっても便利に使っているし、お友達が結婚する時などのプレゼントに使って、愛用仲間を増やしています。
「ごま當たり器」なる品を購入しました。
ごまをする道具なのですが。ゴマ擦りの「すり」は縁起が悪い(泥棒さんの「スリ」というよりは使い果たすの「する」の意味と思われる)言葉と言うことで「当たる」で「ごまをあたる」と言い換えるらしいです。
←木製のこんな感じ。
これ、母が知人から「高いけど一生モノだからぜったいお勧め」と強く勧められて半信半疑で購入したものを、ちょっと見せてもらって、一目ぼれしてYUMIZOも買ってしまったという一品なのです。
埼玉県川越市の「そうび木のアトリエ」という木工屋さんが作っている木製擦り器シリーズで、なんと4200円もします。
一般的にゴマすり器といったらこんな感じ→で、プラスチック製の、ハンドルをぐるぐる回すモノで、正直、100円ショップでも売っています。
ですが、なんか目詰まりしてしまったり、均一にはすれていなくて、結構粒が残ってしまったり。といって、すり鉢でするのは面倒だし、すり鉢のミゾにゴマがいっぱい詰まってしまって、フォークでこそげ取るんだけどうまく取り出せなくてイライラしたり・・・・。
しかし、今回買った、この、ゴマすり器、そんな従来のゴマすり器とは全然ちがうんです。
ふたに、こんな先が球状になった棒がささっていて、ふたを開けると中は丸くくりぬかれた、器状態です。
そこに大さじ1〜2杯のゴマを入れてふたをして棒をぐりぐりすること10〜20秒ほど。
始め、ゴマがつぶれるプチプチ音がしているのですが、その音がしなくなってふたを外すとキレイに細かくすれています。長めにまわすと油が出てきてしっとり加減にも。
簡単です。器は丸いので、ゴマが中にこびりつくこともなく、全部が簡単に取り出せます。
オマケに、木が傷まないようにということで水洗い禁止=洗う必要なし。お手入れは乾いたふきんかティッシュで軽く拭くのみ。なんて楽ちんなんでしょう! 使うほどにゴマの油が木に染みていい風合いになっていくみたいです。ちなみに、水洗い不可なので、ゴマすり器はゴマ専用です。
他の物と共用しちゃダメです。
これは4200円の価値あり! すぐ壊れてしまう電動ゴマすり器に比べて、大事に使えばほんと長持ちしそうだし。
ということで、すっかり病み付きになってしまいました。ゴマって体にいいので、胡麻和えなどの定番以外にも、サラダや味噌汁にトッピングしたりといろいろ使えます。
すっかり気に入ったYUMIZO&YUMIZO母、いろんな知人・友人にプレゼントすべく、いくつも注文してしまいました(笑)
パッケージもこんなにかわいいので、プレゼントにいい感じ。
・・・と、ここまではべた褒め。
ネットで検索してもゴマあたり器を購入した人はみんな「高かったけどいい買い物をした」って書いているんですよ。で、YUMIZO、前からコーヒーミルを買いたかったので「ゴマすり器がこんなにいい品だからきっと、この『うっでぃみる』もすごいに違いない! と、約9000円のコーヒー擦り器も買ってみることにしました。
正直、カケでした。ネットでもだれもこれを買った人の話は出てこなくって。
「そうび木のアトリエ」のホームページには「45秒で珈琲豆をおいしく挽き出す擦り器」と書いてあって、それでも心配だったので、「ホントに45秒でOKなんですか?」って確認してみたら「浅煎りの豆だと、上からたたいてつぶしてからまわしてすらないとなので、もう少し時間がかかりますが、深煎りの豆なら大丈夫です」という答え。
う〜ん・・・ココはひとつ、ゴマすり器で味わった威力を信じて、YUMIZOが人柱になってみるか。
で、届いたのが上の写真でオレンジ色の帯が巻かれた、背の高い方のパッケージ。
包みを開けると、ゴマすり器と構造はほとんど同じ。外&ふたの形が少し違うのと、棒の長さが長いくらいで、使い方は全く一緒。
この中にコーヒー豆を入れてまわすわけですが、「深煎り」がいいということなので「中深煎り豆」というのを買ってきました。2杯分いれて、ふたをして、しばらくつぶしてからガリガリまわす・・・・。
・・・・ガリガリ? 45秒?ふたを開けてみたけれどまだまだ全然、コーヒーを入れるには程遠い感じ。
さらにガリガリガリガリ・・・・。2分、3分、5分・・・・・。コーヒー豆のいい香りは確かに漂ってきたけど。
つ。。。疲れた!
親指の付け根が腱鞘炎になりそう。飽きたので、また粒は大きいけど、あきらめてコーヒーを入れてみることにしちゃいました。お湯を注いで・・・。う、薄! やはり挽きが足りなかったようです(涙)
その後、何度かためしているうちに、2杯分のコーヒーを作るとしたら4〜5回に分けて擦り器に入れるぐらいで、挽くとまあなんとかお店で挽いてもらったような細かさのコーヒーになることが判明。でも45秒には程遠すぎます。
10分ぐらいかかってしまう。疲れるのでダンナさまと2人がかりで交代交代。
・・・これは、もしや・・・・買い物、失敗???
ゴマ擦りが非常によい品だっただけに、コーヒー挽きは残念でなりません。ちょっと豆を挽くのは厳しいみたい。
電動コーヒーミルの方がよかったな(泣) 高かったのに。。。。。
痛い人柱でした。。。。
YUMIZOがネットで探したように、他の誰かがこのブログにたどり着いたら、うっでぃみるを買おうと思っている人は、疲れるのを覚悟した方がよろしいかと(苦笑) よく考えてご判断ください。
(ゴマは疲れないです。プラスチックのゴマ擦りやすり鉢の方がよっぽど疲れる!)
というわけで、ゴマ擦り器は超オススメですが、うっでぃみるは厳しいです。しんどすぎ。
お店にも感想をお伝えしておきました。45秒ってのはぜったい無理!
もうひとつ、シリーズにお茶の葉を挽く「あらまっ茶」ってのもあるみたいですが、これはどうなんだろう。
あんまり、お茶の葉を挽く用途ってないしなぁ・・・。
うっでぃみる、コーヒーに使うのやめてお茶の葉専用に使っちゃおうかな・・・・・。ダメなのかな?と思ってみたりして・・・・。
今現在、うっでぃみるについて、「そうび木のアトリエ」のホームページからは「45秒で珈琲豆をおいしく挽き出す」という記述は削除されています。
そして我が家のうっでぃみるは引っ越しを経た今もずっと食器棚の奥底に眠っている・・・はず。
現在はコーヒーはカプセル型のマシン・ネスプレッソを使っているため、豆を挽く必要がなくなってしまったのです。うっでぃみるが日の目を見る日はきそうもありません。
「ごま當り器」の方は超・オススメですよ☆
【後日追記】 2017年02月17日
この記事で、酷評してしまった「うっでぃみる」ですが、数年を経て、元記事の方に、とてもいい情報のコメント書き込みを頂き、オプションをつけることで不便さが解消されることがわかりました。
追加アイテム「きゅーちゃん」について紹介した記事「「うっでぃみる」のその後」を書きましたので、そちらも併せてご覧ください。
川越の木工やさん「そうび木のアトリエ」が作っている木製のゴマすり器。
実はこの記事は、6年ほど前、YUMIZOが別に運営してるブログに書いた記事の転載になります。長いこと細々続けているノンジャンルの日記的ブログがありまして、その中から料理&食べ物の話だけ、去年からこちらのいちごキッチンに移転して現在に至るのですが、ごますり器の記事は、書き込みから何年もたっているのにいまだに沢山の方に読んでいただいているみたいなので、せっかくだからこっちにも載せておこう、と思い、以下、当時の記事をそのままコピーして載せます。
ゴマすり器は今もとっても便利に使っているし、お友達が結婚する時などのプレゼントに使って、愛用仲間を増やしています。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「ごま當たり器」なる品を購入しました。
ごまをする道具なのですが。ゴマ擦りの「すり」は縁起が悪い(泥棒さんの「スリ」というよりは使い果たすの「する」の意味と思われる)言葉と言うことで「当たる」で「ごまをあたる」と言い換えるらしいです。
←木製のこんな感じ。
これ、母が知人から「高いけど一生モノだからぜったいお勧め」と強く勧められて半信半疑で購入したものを、ちょっと見せてもらって、一目ぼれしてYUMIZOも買ってしまったという一品なのです。
埼玉県川越市の「そうび木のアトリエ」という木工屋さんが作っている木製擦り器シリーズで、なんと4200円もします。
一般的にゴマすり器といったらこんな感じ→で、プラスチック製の、ハンドルをぐるぐる回すモノで、正直、100円ショップでも売っています。
ですが、なんか目詰まりしてしまったり、均一にはすれていなくて、結構粒が残ってしまったり。といって、すり鉢でするのは面倒だし、すり鉢のミゾにゴマがいっぱい詰まってしまって、フォークでこそげ取るんだけどうまく取り出せなくてイライラしたり・・・・。
しかし、今回買った、この、ゴマすり器、そんな従来のゴマすり器とは全然ちがうんです。
そこに大さじ1〜2杯のゴマを入れてふたをして棒をぐりぐりすること10〜20秒ほど。
始め、ゴマがつぶれるプチプチ音がしているのですが、その音がしなくなってふたを外すとキレイに細かくすれています。長めにまわすと油が出てきてしっとり加減にも。
簡単です。器は丸いので、ゴマが中にこびりつくこともなく、全部が簡単に取り出せます。
オマケに、木が傷まないようにということで水洗い禁止=洗う必要なし。お手入れは乾いたふきんかティッシュで軽く拭くのみ。なんて楽ちんなんでしょう! 使うほどにゴマの油が木に染みていい風合いになっていくみたいです。ちなみに、水洗い不可なので、ゴマすり器はゴマ専用です。
他の物と共用しちゃダメです。
これは4200円の価値あり! すぐ壊れてしまう電動ゴマすり器に比べて、大事に使えばほんと長持ちしそうだし。
ということで、すっかり病み付きになってしまいました。ゴマって体にいいので、胡麻和えなどの定番以外にも、サラダや味噌汁にトッピングしたりといろいろ使えます。
すっかり気に入ったYUMIZO&YUMIZO母、いろんな知人・友人にプレゼントすべく、いくつも注文してしまいました(笑)
パッケージもこんなにかわいいので、プレゼントにいい感じ。
・・・と、ここまではべた褒め。
ネットで検索してもゴマあたり器を購入した人はみんな「高かったけどいい買い物をした」って書いているんですよ。で、YUMIZO、前からコーヒーミルを買いたかったので「ゴマすり器がこんなにいい品だからきっと、この『うっでぃみる』もすごいに違いない! と、約9000円のコーヒー擦り器も買ってみることにしました。
正直、カケでした。ネットでもだれもこれを買った人の話は出てこなくって。
「そうび木のアトリエ」のホームページには「45秒で珈琲豆をおいしく挽き出す擦り器」と書いてあって、それでも心配だったので、「ホントに45秒でOKなんですか?」って確認してみたら「浅煎りの豆だと、上からたたいてつぶしてからまわしてすらないとなので、もう少し時間がかかりますが、深煎りの豆なら大丈夫です」という答え。
う〜ん・・・ココはひとつ、ゴマすり器で味わった威力を信じて、YUMIZOが人柱になってみるか。
で、届いたのが上の写真でオレンジ色の帯が巻かれた、背の高い方のパッケージ。
包みを開けると、ゴマすり器と構造はほとんど同じ。外&ふたの形が少し違うのと、棒の長さが長いくらいで、使い方は全く一緒。
この中にコーヒー豆を入れてまわすわけですが、「深煎り」がいいということなので「中深煎り豆」というのを買ってきました。2杯分いれて、ふたをして、しばらくつぶしてからガリガリまわす・・・・。
・・・・ガリガリ? 45秒?ふたを開けてみたけれどまだまだ全然、コーヒーを入れるには程遠い感じ。
さらにガリガリガリガリ・・・・。2分、3分、5分・・・・・。コーヒー豆のいい香りは確かに漂ってきたけど。
つ。。。疲れた!
親指の付け根が腱鞘炎になりそう。飽きたので、また粒は大きいけど、あきらめてコーヒーを入れてみることにしちゃいました。お湯を注いで・・・。う、薄! やはり挽きが足りなかったようです(涙)
その後、何度かためしているうちに、2杯分のコーヒーを作るとしたら4〜5回に分けて擦り器に入れるぐらいで、挽くとまあなんとかお店で挽いてもらったような細かさのコーヒーになることが判明。でも45秒には程遠すぎます。
10分ぐらいかかってしまう。疲れるのでダンナさまと2人がかりで交代交代。
・・・これは、もしや・・・・買い物、失敗???
ゴマ擦りが非常によい品だっただけに、コーヒー挽きは残念でなりません。ちょっと豆を挽くのは厳しいみたい。
電動コーヒーミルの方がよかったな(泣) 高かったのに。。。。。
痛い人柱でした。。。。
YUMIZOがネットで探したように、他の誰かがこのブログにたどり着いたら、うっでぃみるを買おうと思っている人は、疲れるのを覚悟した方がよろしいかと(苦笑) よく考えてご判断ください。
(ゴマは疲れないです。プラスチックのゴマ擦りやすり鉢の方がよっぽど疲れる!)
というわけで、ゴマ擦り器は超オススメですが、うっでぃみるは厳しいです。しんどすぎ。
お店にも感想をお伝えしておきました。45秒ってのはぜったい無理!
もうひとつ、シリーズにお茶の葉を挽く「あらまっ茶」ってのもあるみたいですが、これはどうなんだろう。
あんまり、お茶の葉を挽く用途ってないしなぁ・・・。
うっでぃみる、コーヒーに使うのやめてお茶の葉専用に使っちゃおうかな・・・・・。ダメなのかな?と思ってみたりして・・・・。
(2005.12.20 YUMIZO)
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
今現在、うっでぃみるについて、「そうび木のアトリエ」のホームページからは「45秒で珈琲豆をおいしく挽き出す」という記述は削除されています。
そして我が家のうっでぃみるは引っ越しを経た今もずっと食器棚の奥底に眠っている・・・はず。
現在はコーヒーはカプセル型のマシン・ネスプレッソを使っているため、豆を挽く必要がなくなってしまったのです。うっでぃみるが日の目を見る日はきそうもありません。
「ごま當り器」の方は超・オススメですよ☆
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
【後日追記】 2017年02月17日
この記事で、酷評してしまった「うっでぃみる」ですが、数年を経て、元記事の方に、とてもいい情報のコメント書き込みを頂き、オプションをつけることで不便さが解消されることがわかりました。
追加アイテム「きゅーちゃん」について紹介した記事「「うっでぃみる」のその後」を書きましたので、そちらも併せてご覧ください。
先日、川越で、このうっでぃみるを見て店で豆を挽いてみました。一人珈琲として楽しいかなと思って、私は欲しくてたまらなかったけど、お値段が高いから、諦めてきました。
まだ持て余していらっしゃいますか?
もしかしてもうひとつのブログの方にもコメントを書いてくださった方ですよね??
持て余しています。今も食器棚の奥底に眠ったままです。
ごま當り器は活躍しているのですが。
いいえ、別の人です。多分たまたま同じのもを気に入った人です。(・௰・)ు
うっでぃみるは電動ミルと比べ面倒かもしれませんが、珈琲香りの流失が比較的に少ないため、より美味しく味わうのができると思います。
欲しいですけど、やはり高すぎで、ネットで安く入手できるかなと思って、探したところです。
失礼いたしました。
近い時期に似た文面のコメントを頂いたので。ごめんなさい!
うっでぃみるで挽きやすい豆・焙煎の仕方とかを見つけられたらちゃんと使えていたのかもしれませんが。私にはうまく使いこなせませんでした。
ずっと使わずに食器棚の一番上の奥に入っています。もったいないですよね(汗)
同感です。ごまあたり器と同様均一に磨れていけるかを疑問ですが、まるで職人のように挑戦するのが楽しいと思います。