パン用自作発酵器(自作ホイロ) 続編
- 2020.02.25 Tuesday
- 21:36
いちごキッチン・YUMIZOです。
4年ほど前に書いた「自作パン発酵器」↓の記事の続編です。
一度、追記記事として元の記事の下に書いたのですが、長いので新記事として分けることにしました。
インスタやFacebookに掲載したら反響をいただいたので続編を掲載します。
(前の記事もご参照くださいね)
100円ショップのネットを組み合わせて作った棚に熱帯魚用サーモヒーターをセットした容器を組み合わせて作った自作発酵器。
現在、100円ネットのサイズを変えて組み替えて、段を増やししました。
棚の枠組みは、60×42のネット(ダイソー300円? か 200円? 商品だったと思う)を、左右の壁と背面&前面の扉(=4枚)に。
元の40×40は、底、天井、棚板4枚の計6枚使用。
2斤の蓋つき食パン型が楽々6個入り、さらにほかに天板1枚分(最上段は高さ低め)入れられます。(いや、そんなに入っても現状オーブンが1台なんで焼けないけど)
自家製酵母パンを作るようになり酵母液や元種、一次発酵と、長時間、発酵器を稼働する必要が出てきたので、棚を増やしました。
棚の組み立てに、ネット用のオプションとして売っている連結パーツを使ってみました。棚の高さを変えたくなった時に結束バンドだと切らなきゃいけないから。
ですが、使い勝手と丈夫さ、コストを考えたら、結束バンドだけでよかったなと、今は思ってます。この記事読んで、自作発酵器作る方にはシメシメ結束バンドとマジックテープバンドを利用をお勧めします。
その時々で高さ変えられるのは魅力だけどね。大きな瓶やペットボトルで酵母液発酵、大きいボール…。そこは現状、オーブンの発酵機能やヨーグルティアと併用でやりすごしてます。
温度管理は、サーモのダイヤルでやっていますが、開け閉めすると温度が下がったりするので中に、本来パン生地にさして生地温度をはかるためのパンメーターを入れて確認しています。(上の方の2015年の記事の写真ではオーブンメーターを入れてますが、パンメーターの方が、30〜35℃付近をひと目で判断しやすくていいです。)
自家製酵母は30℃前後、インスタントドライイーストのパンはマックスの35℃で使っています。
サーモヒーターは ジェックスの「メタルヒートパックSH220」(当時の売価3500円ぐらい)を使っていますが、現在は後継機ジェックス セーフカバーナビパック SH220が、Amazonで4300円ででているようです。
・35度まで使えてコントローラで温度を変えられるもの
・センサーを離れた場所に置ける(=水中からだせる)
のがポイントです。水をためる桶はそんなに大きくないので、もっと威力が低い機種(120とか160とか)でもイケると思います。
なお、ランク下の機種は温度固定か、可変でも26度までしか保温できず、それだとイーストのパンの発酵はできないので買うときご注意を。(自家製酵母でもちょっと足りないくらい)
パンには、ホントは40℃ぐらいまでの設定が欲しい所ですが、なにしろ熱帯魚水槽用なので、35℃までしか発売されていません。
熱帯魚用って大丈夫なの?温度設定のつまみはアナログだし!って思うかもしれませんが、お魚さんの命を預かる為の温度設定機能なわけですから、大丈夫です。
長時間連続使用もOK。だって水槽ならずっとつけっぱなしでしょ。
自家製酵母の生地や元種の発酵を仕掛けたまま寝たり出かけたり…全然へっちゃら。
でも、前にも書きましたが、発酵器に使うのは本来の使い方でないので、あくまで自己責任でお願いします。
保冷バッグは日本マタイの「折りたたみ保冷バッグ」を使っています。
たぶん、研究所とか医療系とかでお薬とか検査するモノとかを保冷して運ぶものなのかな?本来。
モノタロウという業務用の通販ホームセンター的なショップで購入。
これが、60×42のネットにジャストフィット!
カバーを自分で作るとしたら、キルティング生地と普通の生地の間に、アルミ保冷シートを挟んで縫って箱型にすればよいかと。扉部分にあたるところをファスナー(ジッパーでも、マジックテープでも)で開けられるようにすると便利だと思います。長方形の組み合わせなだけなので縫物好きな人なら、楽勝かと。
作るつもりだったんですが、めんどーだなと思ってYUMIZOはジャンボ保冷バッグ買って済ませちゃいました。
出し入れしやすいように、100円のアルミトレーを導入してみました。オーブン天板でいいのですが、パンによってはオーブン余熱時に天板も余熱する事があるので、その間に使うため。なくてもいいといえばいいのだけど。
使い終わったら、アルコールスプレーを吹きかけ、よく拭いてから除湿器で完全乾燥させてます。
それで一度もかびたことはありません。
湿度高めなので、湿度&温度計を入れることも。100円ショップのものは背面がボール紙でできてて、高湿度の中に入れるのは向かないので、100円じゃないやつ(苦笑)を、利用。
湿度が高すぎて困るパン生地は、ビニールキャップをかぶせたり、キャンバス地や布巾をかぶせたり、ジャンボタッパー(6リットルぐらいの)の中に型や生地を入れたりして調整しています。
折りたたんだ姿
ペッタンコなので、使わないときは隙間にしまえるし、外部レッスンでも台車に乗せて外に持ち出せます。
本体だけ組み立てた姿
背面扉をマジックテープで2か所止めるだけなんで数十秒で組み立て完了。
こんな感じです。
いくらぐらいでできるかというと・・・・
40×40ネット 100円×6枚
60×42ネット 300円×4枚
結束バンド 100円
マジックテープバンド 100円×4つぐらい
プラ洗い桶 100円
アルミトレー 100円×2〜4枚(なくてもいいけど)
ビニールシート 3000円くらい(なくてもいいかも)
熱帯魚用サーモヒーター 3000円ぐらい
大型保冷バッグ 10000円ぐらい
----------------------------------------------
合計 多めに見積もって・・・19000円ぐらい(税別)
です。
これで、4〜5万円ぐらいの、大きめの家庭用発酵器の役割を充分、はたせるかと。
(それより容量大きいと思う)
「自作発酵器」とか「自作ホイロ」というキーワードで検索すると、他の方の記事もいろいろ出てきます。
熱帯魚サーモヒーターを使う他、お鍋を保温する保温プレートやコタツのヒーターを使う人などなど・・・。
温度キープの仕方の工夫も様々。参考になります。
パンをたくさん焼く方、自宅教室やっている方、ぜひチャレンジしてみて!
一度、追記記事として元の記事の下に書いたのですが、長いので新記事として分けることにしました。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
インスタやFacebookに掲載したら反響をいただいたので続編を掲載します。
(前の記事もご参照くださいね)
100円ショップのネットを組み合わせて作った棚に熱帯魚用サーモヒーターをセットした容器を組み合わせて作った自作発酵器。
現在、100円ネットのサイズを変えて組み替えて、段を増やししました。
棚の枠組みは、60×42のネット(ダイソー300円? か 200円? 商品だったと思う)を、左右の壁と背面&前面の扉(=4枚)に。
元の40×40は、底、天井、棚板4枚の計6枚使用。
2斤の蓋つき食パン型が楽々6個入り、さらにほかに天板1枚分(最上段は高さ低め)入れられます。(いや、そんなに入っても現状オーブンが1台なんで焼けないけど)
自家製酵母パンを作るようになり酵母液や元種、一次発酵と、長時間、発酵器を稼働する必要が出てきたので、棚を増やしました。
棚の組み立てに、ネット用のオプションとして売っている連結パーツを使ってみました。棚の高さを変えたくなった時に結束バンドだと切らなきゃいけないから。
ですが、使い勝手と丈夫さ、コストを考えたら、結束バンドだけでよかったなと、今は思ってます。この記事読んで、自作発酵器作る方にはシメシメ結束バンドとマジックテープバンドを利用をお勧めします。
その時々で高さ変えられるのは魅力だけどね。大きな瓶やペットボトルで酵母液発酵、大きいボール…。そこは現状、オーブンの発酵機能やヨーグルティアと併用でやりすごしてます。
温度管理は、サーモのダイヤルでやっていますが、開け閉めすると温度が下がったりするので中に、本来パン生地にさして生地温度をはかるためのパンメーターを入れて確認しています。(上の方の2015年の記事の写真ではオーブンメーターを入れてますが、パンメーターの方が、30〜35℃付近をひと目で判断しやすくていいです。)
自家製酵母は30℃前後、インスタントドライイーストのパンはマックスの35℃で使っています。
サーモヒーターは ジェックスの「メタルヒートパックSH220」(当時の売価3500円ぐらい)を使っていますが、現在は後継機ジェックス セーフカバーナビパック SH220が、Amazonで4300円ででているようです。
・35度まで使えてコントローラで温度を変えられるもの
・センサーを離れた場所に置ける(=水中からだせる)
のがポイントです。水をためる桶はそんなに大きくないので、もっと威力が低い機種(120とか160とか)でもイケると思います。
なお、ランク下の機種は温度固定か、可変でも26度までしか保温できず、それだとイーストのパンの発酵はできないので買うときご注意を。(自家製酵母でもちょっと足りないくらい)
パンには、ホントは40℃ぐらいまでの設定が欲しい所ですが、なにしろ熱帯魚水槽用なので、35℃までしか発売されていません。
熱帯魚用って大丈夫なの?温度設定のつまみはアナログだし!って思うかもしれませんが、お魚さんの命を預かる為の温度設定機能なわけですから、大丈夫です。
長時間連続使用もOK。だって水槽ならずっとつけっぱなしでしょ。
自家製酵母の生地や元種の発酵を仕掛けたまま寝たり出かけたり…全然へっちゃら。
でも、前にも書きましたが、発酵器に使うのは本来の使い方でないので、あくまで自己責任でお願いします。
保冷バッグは日本マタイの「折りたたみ保冷バッグ」を使っています。
たぶん、研究所とか医療系とかでお薬とか検査するモノとかを保冷して運ぶものなのかな?本来。
モノタロウという業務用の通販ホームセンター的なショップで購入。
これが、60×42のネットにジャストフィット!
カバーを自分で作るとしたら、キルティング生地と普通の生地の間に、アルミ保冷シートを挟んで縫って箱型にすればよいかと。扉部分にあたるところをファスナー(ジッパーでも、マジックテープでも)で開けられるようにすると便利だと思います。長方形の組み合わせなだけなので縫物好きな人なら、楽勝かと。
作るつもりだったんですが、めんどーだなと思ってYUMIZOはジャンボ保冷バッグ買って済ませちゃいました。
出し入れしやすいように、100円のアルミトレーを導入してみました。オーブン天板でいいのですが、パンによってはオーブン余熱時に天板も余熱する事があるので、その間に使うため。なくてもいいといえばいいのだけど。
使い終わったら、アルコールスプレーを吹きかけ、よく拭いてから除湿器で完全乾燥させてます。
それで一度もかびたことはありません。
湿度高めなので、湿度&温度計を入れることも。100円ショップのものは背面がボール紙でできてて、高湿度の中に入れるのは向かないので、100円じゃないやつ(苦笑)を、利用。
湿度が高すぎて困るパン生地は、ビニールキャップをかぶせたり、キャンバス地や布巾をかぶせたり、ジャンボタッパー(6リットルぐらいの)の中に型や生地を入れたりして調整しています。
折りたたんだ姿
ペッタンコなので、使わないときは隙間にしまえるし、外部レッスンでも台車に乗せて外に持ち出せます。
本体だけ組み立てた姿
背面扉をマジックテープで2か所止めるだけなんで数十秒で組み立て完了。
こんな感じです。
いくらぐらいでできるかというと・・・・
40×40ネット 100円×6枚
60×42ネット 300円×4枚
結束バンド 100円
マジックテープバンド 100円×4つぐらい
プラ洗い桶 100円
アルミトレー 100円×2〜4枚(なくてもいいけど)
ビニールシート 3000円くらい(なくてもいいかも)
熱帯魚用サーモヒーター 3000円ぐらい
大型保冷バッグ 10000円ぐらい
----------------------------------------------
合計 多めに見積もって・・・19000円ぐらい(税別)
です。
これで、4〜5万円ぐらいの、大きめの家庭用発酵器の役割を充分、はたせるかと。
(それより容量大きいと思う)
「自作発酵器」とか「自作ホイロ」というキーワードで検索すると、他の方の記事もいろいろ出てきます。
熱帯魚サーモヒーターを使う他、お鍋を保温する保温プレートやコタツのヒーターを使う人などなど・・・。
温度キープの仕方の工夫も様々。参考になります。
パンをたくさん焼く方、自宅教室やっている方、ぜひチャレンジしてみて!
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